- とうちゃ
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とうちゃ【唐茶】(1)ツバキ科の常緑低木。 茶と似ているが全体に茶よりも大きい。 茶と同じようにして葉を飲用する。 にが茶。(2)中国渡来の茶。
「茶出しに~つまみこむ/浄瑠璃・博多小女郎(上)」
(3)酒の隠語。 主に僧の間で使った。II「一名これを~といふ。 くつと飲んではくつとゆき, ずつと酔ひてはすつと寝る/洒落本・売花新駅」
とうちゃ【闘茶】(1)茶の産地による色・味などを飲み分けて勝負を競う茶会の一種。(2)本茶(栂尾(トガノオ)産)と非茶(その他の産)を飲み, どちらであるかを当てる遊戯。 宋から渡来し, 鎌倉末期から室町中期まで行われた。 七事式の茶かぶきに名残がある。 回茶・貢茶などがある。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.